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「どうなる介護保険制度の見直し?」公開学習会
 
 憲法が危ない!今、9条とともに私たちの日々の暮らしの中で或いは労働現場で25条が脅かされています。生存権をめぐる様々な課題があることから、新社会党兵庫県本部も社会保障プロジェクトを立ち上げ、この間、取り組みを進めてきました。まず、介護保険のこのたびの見直しについて学び、今後、保険者神戸市等への働きかけや申入れをしていこうということになりました。
家族介護の限界から社会化へ
 私の祖父は、長年国鉄労働者として働いてきました。退職後、国鉄OB新聞の取り扱い等々をやっていましたが、いつの頃かあの厳格な祖父が、今でいう認知症になってしまいました。もちろん当時は、そのような病名もなく『恍惚の人』の本が出版された頃でした。その祖父と父と100歳まで生きてきた祖母、3人の介護をしてきたのが私の母でした。私自身も少しだけ手伝いつつ、傍で介護の大変さを感じてきました。
様々な立場の人が熱心に聞き入った学習会
 長い間、介護は、主に女性の肩に重くのしかかってきました。しかし、長寿化・核家族化の流れにあって、家族の介護の限界が叫ばれるようになり、介護の社会化が求められるようになりました。そこでできたのが2000年にはじまった介護保険制度です。14年経って多くの課題を抱えるようになっていました。介護保険料や介護サービス料金の増額、介護サービス料金の増額、介護認定への不信、介護現場で働く介護職員の待遇等々、問題点が露わになっていました。
 今回の見直しは、誰もが安心して受けることのできる介護保険制度とは反対の方向に進められるように思えて仕方ありません。これは、決して私だけではなく、利用者、介護者、事業者、ヘルパーやケアマネ等の職員、多くの人の思いでもあります。そこでこのたび、神戸市の介護保険課の職員の方に、神戸市の「出前トーク」を利用してきていただき、じっくりお話を伺うことになりました。たくさんの方の参加で関心の高さが感じられました。
見直しで何がどのように変わるのか
 神戸市の高齢者を取り巻く状況では、高齢化率の増、高齢者世帯の増、認知症高齢者の増とともに介護保険事業費が増加し、同時に、このままいけば、10年後団塊世代が75歳になる2025年に向けて介護保険料も引き上げられ、月額平均8200円程度になる等、参加者はビックリでした。
 また、予防給付の見直しに向けた神戸市の取り組みについては、3年間かけて移行するということで現在事業所への調査を行っています。参加者からの「金銭的負担は重くなり、介護報酬は減る。介護の質の低下がみられ、家族や地域住民の介護負担が重くなる。介護者の生活ADLも低下すると思った。現場にいると、この資料が非常に絵に描いた餅に見える」という感想に象徴されるように、負担増、ボランティアに依存することの問題点、人材不足や人材育成の必要性等々、「全体的に悪くなると思った」のアンケート回答が大半でした。一言でいえば、家族介護への逆行とも言えます。
老後を自分らしく生き抜くためにも知ることから 
 1時間30分かけての膨大、かつ専門的な話で十分に理解できない個所が多々ありました。また、質疑時間も30分程度で、質疑者の声を十分に採りあげることができませんでした(その分、アンケートにはビッチリ書き込まれていましたが・・・)。
 また、神戸市の介護保険事業計画市民説明会の日程表も配布されたので、ぜひそこにも参加してもらうように、さらに、それぞれの持ち場で「出前トーク」を利用して「まずは知ることからはじめてほしい」ということも提案しました。老後を自分らしく生きるためにも介護保険をより良いものにしていく必要があります。社会保障プロジェクト頑張ります。                               


 
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